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吉祥寺かるたイースト大会 開催レポート <第1回>
3学期も始まって最初の週末となった1月14日(土)、「吉祥寺かるたイースト大会」が開催されました。「吉祥寺かるた 行くぜ!イースト」を使った初めてのかるた大会、子どもたちでにぎわった会場の様子をレポートします。
「街の人が集まって制作したかるたで実際に遊んでもらいたい」「かるたを通して地域のことをもっと知ってもらえたら」と準備が進められた今回の大会。会場はこのエリアに拠点を構える「劇団前進座」さんが稽古室を提供してくださいました。
「みんな、がんばってね」と吉南商店会会長の尾﨑さん
最初に行われたのは一番参加人数の多かった小学1年生の部です。ルールはみんなで札を取り合う大人数制。子どもたちが2つのグループに分かれ、それぞれ輪になった座布団に座ったところで吉南商店会会長の尾﨑良一さんの挨拶、読み手の紹介も行われました。かるた大会に合わせて美しい着物姿で読み手を務めてくださるのは前進座の俳優さん。貴族の娘から長屋のおばあちゃんまで数多くの舞台で幅広い役を演じていらっしゃる江林智施さんと、劇団に入られたばかりの期待の新人、羽島奈津実さんのお二人です。
右から江林さん、羽島さん
大きな声で「ハイ!」と札を取る練習をして、いよいよ試合開始です!
「では参ります!」の声に、カチンと拍子木が打たれて最初の読み札が読み上げられます。
(読み手)
「朝ラー キャベチャー 山くらげ」
読まれるやいなや子どもたちの輪から「はい!」という元気な声が上がります。
札をとった選手の様子
みんなすごい集中力、1枚の絵札に5人も6人もの手が重なることもしばしば。ギャラリーで見守る大人からは札が取られるたびに毎回温かい拍手がわきました。試合が進むにつれ白熱して座布団から体がはみだし、ついつい前進、輪が小さくなることも(笑)。
1年生の部
何枚取れたかな?
続いて14時から2年生、15時から3年・4年生と5年・6年生の部が行われます。学年が上がるごとに会場の空気がシーンとして、なんだか緊張感も漂ってきました。
2年生の部。真剣な表情!
3・4年生の部
5・6年生の部
読み札の後には、その札の解説文が読まれます。
「『森へ行こう 将棋の仲間が待っている』、この札は女性棋士が開いた将棋の森という将棋教室ですね。ここへ行ったことがある人はいますか?」と読み手の江林さんが聞くと、数人の子どもたちが手を上げます。さすが地元ですね。
各部門とも試合終了後にそれぞれ取った札を数え、表彰式が行われました。1位から3位までの3人にはイーストサイドにお店を構える「白髭のシュークリーム工房」のお菓子と「吉祥寺かるた 行くぜ!イースト」、吉祥寺かるたにちなんだ間違い探しクイズシートが贈られました。
入賞したみなさん、おめでとうございます!
試合が終わって感想を聞いてみると「かるた取りはあまりしたことがなかったけれど、すごく楽しかった!」とうれしそうな子や、「くやしかった」と涙を見せる子も。「『ソフトのツノ』の札は行ったことがあるお店(吉祥なおきち)だった」「解説を聞いて食べに行きたくなったお店がある」なんて感想も聞かせてくれました。「吉祥寺に住んでいるけれど、今日の大会でまだ知らないお店を知ることができた」とギャラリーの大人たちにも好評でした。
「稽古室に子どもたちが座っているだけでかわいかった。絵札に体ごと飛び込んでくるようなダイナミックさもあって、札を読んでいてとても楽しかったです」と話すのは読み手のお二人。
最後に参加したみんなで記念撮影
尾﨑会長は「昨年久しぶりにリアルで開催した吉祥寺夏祭りも盛り上がりましたが、今日のかるた大会も、みんな積極的に取り合ってすばらしい会でした。毎年続けることでまたたくさんの子供たちが参加してくれたら、きっと街のことももっと知ってもらえて、地域の活性化にもつながると思います」とこれからの開催に期待を込めます。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
運営に携わったスタッフ一同
第1回吉祥寺かるたイースト大会 2023年1月14日
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